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0、Introduction.
「今は、誰もが評論家になれる時代」。・・・引用
1、First, move people.
「部下との人間関係づくりは難しいものと思って接するほうが楽」。
いい人間関係を作るよりも、仕事をやり遂げようと考えるべき。
トップが仕事をする上で、一番大事なことは、「部下ができないこと」をやれるかどうかです。
部下との人間関係というのは、組織マネジメントにおいて決定的な要因ではない。
信頼関係の根底には「仕事」を置く。
<校長先生>
外部から入ってきた校長というには、学校組織からすると、大変嫌な存在ですし、教員から教頭に昇進し、最終ゴールのポストが校長であり、ここに外部の者が入ってくると組織から狙われることを肝に銘じて、よりいっそう気を付けなければいけないのに、脇が甘かったのでしょう。
組織内の人間関係は、甘い友人関係とは異なり、仕事をやり遂げる人間関係。これが実行するための人事の鉄則。・・・引用
2、How do you find the tasks you should really tackle?
最初にリーダーのポストに就いた時、考えるべきことは「現場の仕事」と「リーダーの仕事」の仕分け。
国と掛け合って法律や制度を変えたり、役所組織内でルールを変えたり財源を用意したりするのは、トップであり政治家でもある知事、市長の仕事。・・・引用
リーダーが現場の実務の細かなことに口出しをすると、たいがい失敗する。
「何も知らないくせに・・・」。
現場が気づいてない大きな問題点を探り出して、それについて現場ときちんと話し合いながら、最後は決断・判断・決定をしていくことがリーダーの役目。
専門家としての思い込みや予断があるため、かえって見えなくなっているものもある。
現場の専門家が気づいていない課題を見つけていくのがリーダーの仕事。・・・引用
リーダーの勉強の仕方は、専門家の勉強の仕方とは違う。
例えば、「新しい車を作りましょう」という話になった時、リーダーはブレーキの構造やブレーキの製造法について細かく知る必要はない。
知るべきは、「今までの車の何が問題だったのか」という部分。問題点を探るために沢山の本を読み漁る。・・・引用
コンサルタントや学者が書いた経営書には「絶対的に正しい解を見つけ出すための方法論」が延々と書いてます。その中には、MECE、ロジックツリーなど、いかにも正解を見つけ出すことができそうなメソッド名が並びます。
しかし、右か左かフィフティフィフティの煮詰まった案件が、一日に何十件も上がってくる状況に置かれた人間が、そんなメソッドで一件、一件判断できるはずがありません。
コンサルタントや学者は、リーダーが置かれている状況を知らないのです。
リーダーがやるべきことは、組織に正しい解を見つけさせる努力を促し、自らのところまで来た案件については、絶対的に正しい解を見つけ出すというよりも、決断して責任を取る。
失敗しても命まで取られることはないのですから、「絶対に失敗しちゃいけない」などと考えないほうがいい。・・・引用
やる or やらない → やる。
大胆 or 第一歩的なもの → 大胆。
これまで or 新しい → 新しいやる方。
現状維持 or 変革 → 変革。
調和的 or 波風 → 波風。
たいせいを気にする or 気にしない → 気にしない。
対症療法的 or 抜本的根本的 → 抜本的根本的。
目の前の利益 or 長期的な利益 → 長期的。
特定の者の利益 or 万人の利益 → 万人。
現役世代 or 高齢者の利益 → 現役世代。
現役世代 or 次世代の利益 → 次世代。・・・引用
裁判官が判断を下すときには、法律論をもとに論理的に結論を導かなければいけませんが、結論は法律論とは別の「心証」によってある程度決まります。心証とは、要は「感覚」。
民事の場合でしたら、原告と被告がお互いに言い争い、それぞれが主張と立証を尽くすと、聞いているほうは何となく、「原告の勝ちだ」とか「被告の勝ちだ」という心証を抱くことになる。
しかし、裁判官が「私の心証=感覚による原告(被告)の勝ちです」と言っても誰も納得しませんので、納得させるために方法論を使って結論を導いていく。つまり感覚で得た結論を、法律論で補強していく感じ。
裁判員制度が導入されたのも、法律家ではない人たちの心証形成を重視しましょう、という考えに基づいている。
裁判というのは、絶対的に正しい解を見つけるのが非常に難しい世界ですが、「心証」を使って問題解決の糸口を探っています。・・・引用
3、The Qualities of a Person Who Takes Action and Is Trusted.
マキャベリも名著「君主論」において、「統治者は最初に衝撃的な大事業を行うべき」という意味のことを語っていますね。・・・引用
<職員たちの意識が確実に変わり始める>
民間にできることは、民間に。役所が持っている財産を最大限に有効活用。
イベント前→無理に決まってる。
イベント後→来年もやりたい。
組織は口で言っても動かない。
「できない」→「できる」という成功体験に変わるとエンジンがかかります。
人間は面白いもので、できると思い始めると何も言わなくても自らどんどんチャレンジする。
部下がついてくる最大の理由は「共感」。
道を拓くには行動しかない。目の前の階段を上がり続けるしかない。・・・引用
4、Creating a Vision and Building a Team for Execution.
組織がうまく回ってる時は、リーダーは口を出さなくてもいい。
<逆張りの法則>
「現状が悪いのであれば、まずはこれまでの方針の全否定から入るべき」。
「部外者」だから変えられることがある。
企業がコンサルに提案書を出させてもうまくいかないのは、レポートには目指すべき方向性は書いてるけど、それを実行するための組織はどうあるべきかの考察が抜けていることが多い。
トップとして大きな組織を動かした経験がないため、組織上の問題点になかなか気づかない。
「ビジョン」と「組織体制作り」は、ワンセット。・・・引用
国民から圧倒的に人気の高い小泉さんであっても、チームの中で決定権を持っていない以上は何もできない。
特にやっかみが多い国会議員の世界ですから小泉さんだけにいい格好をさせたくないというチームの負のエネルギーが渦巻いているのでしょう。・・・引用
5、Get your boss on board and get your proposal approved.
多くの人が頭を悩ませているのは「上司が自分の提案を聞いてくれない」ということでしょう。
自分の提案を通したいなら、まず相手の思考回路を知る。
「案を出す時には、3つ出して欲しい」。
最善と考える案(メリット、デメリット)、その対極の案(メリット、デメリット)、中間のマイルドな案(メリット、デメリット)の3つ。
メリット、デメリットを比較して説明してくれれば、判断しやすくなる。
<「比較優位」という考え方>
A、B、C案を比較して、B案が比較優位なら、Bのデメリットには目をつむる。1番ましな案を選ぶ。
仕事というのは、、いかに想像力を働かせるかが、出来不出来を決める。・・・引用
6、He who controls information controls the organization.
<強い組織>
情報共有の横串がしっかりしている。
縦割りで権限と責任の所在をきっちりと決めたうえで、横串を通していく。
組織の中に「縦」と「横」の格子をしっかり入れることが、重要。
<危機管理>
「まずい情報こそ、先にあげて欲しい」。
まずい情報は、誰もが隠したがる。まずい情報があがってきたときに、リーダーは「現場で対応しろ」と言ってはいけない。
危機に対応する際の黄金法則は、「自分たちに不利になる情報はすべて出し切る。そこから考える。」・・・引用
7、To make Japan and Osaka organizations that can deliver.
イギリス大混乱が起きた原因は、離脱の実行プラン(離脱案)がないまま、いきなり国民投票をしてしまったこと。実行プロセスを考えることを重視すべき。
レポートは、家を建てる時の完成予想イラスト図のようなもの。
実際にその案を建てるとなると詳細な「設計図」が必要になってくる。
この詳細な設計図こそが「実行プラン」。
工務店は、この設計図をもとに家を建てることを「実行」していく。
完成予想イラスト図だけでは、工務店は家を建てることはできない。
政治家時代の最大の目標は、この統治機構改革の実行。
大阪都構想の実現から道州制の実現。・・・引用
8、read this book.
<七つの罪>
- 傲慢(ごうまん)。
- 憤怒(ふんど)。
- 嫉妬(しっと)。
- 怠惰(たいだ)。
- 強欲(ごうよく)。
- 暴食(ぼうしょく)。
- 色欲(しきよく)。
人には7つの罪があると言われています。やっかみが多い国会議員の世界。3の嫉妬になるのか?
<歩合制>
社会人になったら、誰もが感じたことあると思うけど、あの人仕事してないのに・・・なんで給料もらってるの??人生経験で感じた経験ありませんか??
実力主義の歩合制にしちゃうと、社会的弱者の方々が生きていけなくなるからだと思うんだけど。これは、4の怠惰になるのかな?
<外部からきた改革派の校長先生は組織から狙われる>
典型的な兵庫県知事の〇藤知事ですよね。守旧派(〇戸体制)のクーデターってやつですよね。改革派の知事が来るとそういう動きが組織内で起こるのは当然。
〇所に勤められてる方々は、定年までちゃんと働かせてもらって、老後も安心してくらせる人生を送らせてくれる知事がいいに決まってるから。
<小さな成功が自信に繋がる>
自分にはできないとか。そんなことしたら絶対失敗して、ゴーストタウン化して、地域の治安が悪くなるとか。
一回成功体験を作ると、人間ってほんと面白くて、自信が付き、仕事に対するモチベーションが上がるもんなんですね。好循環のサイクルが生まれて、アイディアもどんどん出てくるですよね。
僕も、大学受験戦争プレッシャーに負けて(予備校の授業中、お腹ギュルギュルなっちゃって)失敗した経験があるのですが、偏差値の低い大学から偏差値の高い大学に行くと、意外と自信つくものですよ。ほんと小さな成功だと思いますけど・・・。
<refarence>execution capability